最優秀賞
34 諸星佑香、石井優希 横浜国立大学
「外を纏う」
最優秀賞
34 諸星佑香、石井優希 横浜国立大学
「外を纏う」
2016年8月2日 二次審査が行われました。写真は、学生が投票で決める日建学院賞の審査風景。投票によって選ばれた2作品にコルビジェ全集 8巻が日建学院より贈呈されました。
2016年7月22日
[審査員募集!]
ラ・アトレ学生実施コンペの二次審査が8月2日に公開で審査がありますが、この日の午前中10:00~12:00に学生の皆さんに審査員になっていただき、学生が選ぶ最優秀賞「日建学院賞(仮)」を決定したいと思います。
上位30案を並べ、一人5票投票していただき、もっとも得票数の多い案には日建学院賞として、コルビジェ全集全8巻を進呈。
また、最優秀案に投票した人の中から抽選で8名に1巻づつプレゼント。
コルビジェは最近世界遺産登録されましたよね。要チェックです!
審査員になりたい方は、当企画サイトの「お問い合わせ」から予約を行ってください。
http://www.sumu-katachi.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3…/
定員がありますので、ご注意してください。
2016年7月7日
この度は第3回ラ・アトレ学生実施コンペ2016「すむ×かたち」に沢山のご応募を頂き、誠にありがとうございました。
7月6日に行いました一次審査の結果、8点の通過作品が選出されました。
8月2日(火)12時から「港区立商工会館」にて行われる公開二次審査で、最優秀賞を選定致します。
なお、二次審査は公開形式で行いますが、会場の都合上人数の制限があります。
観覧希望の方は、当企画サイトの「お問い合わせ」から予約を行ってください。
http://www.sumu-katachi.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3…/
※来場者及び全ての応募者には、当コンペ協賛会社の株式会社建築資料研究所様よりステキなプレゼントがございます!
一次審査通過者(受付順、敬称略)
19 竹澤洸人 工学院大学
25 田中陸美 芝浦工業大学
34 諸星佑香、石井優希 横浜国立大学
41 山本稜、大村聡一郎、平野巧也 東京理科大学
76 大橋貴洋、高橋沙織 千葉工業大学
84 小野直輝 東京芸術大学
85 小山恭史、伊藤亮祐、井上真由美、竹野水月、宝迫嘉乃、西島修悟、敦賀谷俊 日本大学
88 平井良拓、松下洋紀 千葉大学
以上の皆様です!
通過者へは近日中にメールにて二次審査の詳細を送らせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
2016年 4月11日(月)
第三回ラアトレ学生実施コンペを開催します。
先日、審査員長原田真宏さん、中川エリカさん、高野洋平さん、本多健さんが集まり、今年のコンペに対しての打合せをしました。
この話の内容は、facebookにて公開していきます。
2015年
8月
31日
月
□総評:登竜門としてのリノベーションデザイン
第二回目となるラ・アトレ デザイン コンペティションは応募総数154名と前回にまして量、さらに質もともに大きく向上したという印象を受けました。このことは来るべきストック活用時代の到来を予感させるものでしたし、ひょっとしたら、現在の日本の建築家の有り様そのものまで変化していくのではないかというある種の“兆し”を感じさせるものでもありました。
世界的に見ると日本の建築家のデビューの仕方はとても特殊です。というのも、この国では大抵の場合、デビュー作は「住宅」という新築の建築単体となることがほとんどで、ヨーロッパをはじめとする石造文化圏での建築家デビューが既存建築の内装等のリノベーションだという事実とは、あきらかな対照を見せているのです。
リノベーションが既存建築などの実環境の質と対話するようにデザインせざるを得ないのに比較して、戸建の新築の場合には、まっさらに整地された敷地境界内で自由に自己の理念を表明することが可能です。モダニズム発祥以来、建築家の重要な使命と目されてきた「普遍的」な「理念」や「方法論」の提示といった、古典的な「建築家の本懐」を容易に遂げることのできるこの日本の建築家デビューの状況は、ヨーロッパの若手建築家から、しばしば羨ましがられたものです。
デビューというものは最も過酷なフィルターですから、その条件に適応するのは仕方ありません。その結果、質重視のヨーロッパのデザインに比べて、極めて理念が重視される、世界的に見ても珍しい日本特有のデザイン状況が生まれました。昨今の生活環境に質を求める社会と、ある種の建築家の理想の齟齬は、社会問題として顕在化した感がありますが、「デビューの条件」にもその大きな要因があるのでしょう。
その質重視の社会の要請は、ストック活用時代の到来とともに更に強まっていますが、これに応答するのが、このラ・アトレのリノベーションデザインコンペティションなのだと思います。学生という、これからデビューしていく建築家の卵たちに、質を問われるリノベーションデザインという登竜門を用意する。単なる良いインテリアデザインをひとつ実現することを越えた、ヨーロッパ型の質重視のデザイン潮流を日本に根付かせる試みとしての意義があるのです。
□個別評:「質」と「方法」の両立
このコンペでは、この国にとって馴染みのない時代であるストック活用時代において、みなが使える方法論や理念を提示するという、これまで我々が得意としてきた「普遍性」という要素に加えて、確かに豊かで美しい現実環境を実現するデザインであるかどうかという「質」という要素の二つの側面から、私は評価を行いました。
最優秀となった「窓に暮らす」は、どのようなリノベーション案件にも確実に存在する「窓」を主題とし、それがつくる光の濃淡や景色の広がりといった多様な場所性を、床レベルを様々に操作することで丁寧に拾い上げ、豊かな住環境を実現するというもので、「普遍的方法」と「環境の質」の両者がバランス良く提案されたデザインでした。
既存躯体は建築的に見れば地形のようなものです。この地形をよく読み込んでそれを最も生かすようにデザインを考えるのは建築の王道ですが、これをインテリアの手法へと転化し、方法として明瞭に提示した点を評価しました。
今後、実際に案件に訪れて、さらに環境の情報を得た時、プランもそれに即して変わるでしょうが、それを恐れず、豊かな質を実現する普遍的な方法、としての価値を証明してもらいたいと思います。
実質3位で原田賞の「嬉々として住まう」は、テラスまでを含んだのびやかで居心地の良さそうな空間構成だけでなく、作り方やコスト感まで目端の行き届いたレベルの高い提案でした。
その模型もプレゼンテーションボードも、そのまま案件のコマーシャルに使用できるほどの完成度で、高く評価できるものでした。ただ少し、残念だったのは、魅力的な点景を取り去った後に残る、無垢の状態での現実の環境の質がさほど魅力を持っていなかったことです。
素材の選択や厚み、発生する入り隅や影の部分への配慮。これら実環境への感度が保証される言葉か絵が欲しかった。世田谷という土地柄や価格帯からすると、受け入れられにくいチープさ(状況によってはメリットですが)は気になったところです。
最も印象に残った案は実は2位だった「出窓の家」です。
テラス側の窓付近に2畳に満たないほどの高品質な家具的な居場所をインストールする。ただそれだけにデザイン操作を限定し、その質を究極的に高めることで、空間的には他の領域をも豊かな場所性の内に取り込み、時間的には新契約毎に刷新されずに引き継がれるヴィンテージ性を賃貸住宅に実現しようとする、とても野心的な提案でした。
一点豪華主義的なコスト配分は良いが本当に高い質が実現されるのかについての保証、また、インストールされた部分から遠い空間の環境の質が果たして良くなるのかへの言及、に不足があったため、惜しくも2位でした。しかし、その問題設定と方法の提示の鮮明さは見事でしたし、リスクをとって大きく跳ぼうとする姿勢には共感を覚えました。
他にも多くの優れた提案がありましたが、紙幅はとっくに尽きていますので割愛します。いずれにしても、集まった作品群の高いレベルと熱量とは、このストック活用という機会が、私たちが生きている「この世界の質」を高めていく契機となるだろうことを、信じさせてくれるものでした。このコンペティションの継続と成熟がいずれ世の中にもたらす成果に期待したいと思います。
(原田真宏 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO主宰建築家/芝浦工業大学 准教授)
2015年
8月
30日
日
このコンペの企画に関わって、2年が過ぎます。初年度は検索サイトに支配されている賃貸市場をテーマにし、今年は、ワンルームの新しい解釈を求めていました。どちらも不動産賃貸の「常識」とか、「一般的」という名の呪縛からの開放を模索してきました。答えの定まっていないこの設問に今年は150以上の学生が参加し、挑戦してくれたことを大変うれしく思います。
「(Share House)2」
今の常識の外にあるモノから考えることで、もしかしたら新しい未来の常識が生まれるのではないか? 私は、こんなデザインプロセスが好きなのですが、そういった意味で、(Share House)2は、ワンルームに、3人で住むという非常識極まりない提案の中に、「夜寝るだけのワンルーム」、「つながりを求める若者」、「低所得者層の増加」など、社会問題も見え隠れしていましたし、応用範囲も広いとひそかに期待していました。
ただ、非常識を補うだけの建築的なアイデアを提示し、快適であるとか、魅力的であるというレベルには達していなかったのが残念です。
まだ学部2年。切り口をより鮮明にするプレゼンと建築的な設計手法を身に付けて、次回もチャレンジしてほしいと思います。
「seta house -出窓の家-」
ワンルームの中に、前の居住者の跡を残し、使い続けていく家具の様な1室(「出窓」)を挿入する案で、原状回復という不動産業界の常套手段に対して、新しい方法を提示している点で高く評価しました。
そして、出窓というタイトルの付け方や、出窓以外を改修しないという予算配分、世田谷の地域性を取り込むなど、緻密な戦略が見え、プロ顔負けの設計&プレゼンと言えるでしょう。
書院造建築の付書院の様に、時代を代表するような汎用性に可能性を感じつつも、最後まで魅力を感じなかったのが、プランでした。広いテラスとリビング・ダイニングが、この「出窓」によって分断されてしまいますし、書斎としての魅力を感じなかったのが残念な点です。
資質十分な優秀な3人です。これからさまざまな建築的な経験を積み、社会を変えるような作品を作り上げてほしいと願っています。
2015年
8月
29日
土
「出窓の家」
マンションの一室という限られた場所、限られた予算、賃貸という条件の中で、「家具的な空間の挿入」という最小限の操作で最大限の効果を獲得するという手法の提案は、冷静かつ的確な視点を持った優れたものである。
室内面積に対して広いテラスを持つという建物のコンテクストを読み取り、「出窓」という空間言語に翻訳している点も高く評価できる。家具よりも少し大きく、インテリアよりは少し小さい提案の大きさは、そのスケール感も絶妙である。同時にこの手法は今回の計画のみならず様々な案件に適応可能な汎用性を持ち、ストックの活用といった昨今の社会的課題への回答としても非常に示唆に富んでいる。
ただ一方で、提案範囲を絞るということは、アイデアそのものよりも提案した「モノ」が評価の対象になってしまうことが避けられない。今回はアイデアコンペではなく実施コンペである。アイデアのクオリティとモノとしてのクオリティ、その両方が案の強度となる。今回の提案は、学生故の経験の少なさが、私たち審査員を納得させるクオリティに至らなかったことが悔やまれる。
「暗がりに住む」
立地や居室の面積などによって想定される住まい手の生活スタイルから、「日の出ている時間はほとんど外にいる」というキーワードを導き出し、「暗いこと」を前向きに評価し、デザインに持ち込もうという視点がとても面白い。日光の動きと、それによってもたらされる光の様相を丁寧に取り扱い、一般的にはマイナスに捉えられがちな点を積極的に取扱う姿勢は、美しいドローイング、「あさぼらけ書斎」や「夕暮れキッチン」といったネーミングも相まって非常に魅力的に見えた。二枚の壁で空間を分節するだけで多様な光と闇との戯れを実現している手法も、シンプルで強度がある。惜しかったのは、暗がりに注視するあまり、玄関に入ったらいきなりベッドが置いてあったりと、そこで行われる「生活」への視点が希薄に見えてしまった点である。それぞれの断片のシーンは非常に魅力的であったが、その総体としてのシークエンシャルな体験にまで思考が及んでいることが重要であろう。
2015年
8月
28日
金
「土間と居間のある部屋」
全体を通して印象的だったことのひとつが、土間や縁側をテーマにした提案の多さだった。バリアフリー推進の後押しもあって、床はとにかくフラットで均質にするのが、いまやあたりまえとなっている。とくに賃貸の集合住宅で、意識的に床に段差をつけている例は少ないだろう。しかし日本の住宅はもともと、土間、板間、座敷、というように、床のレベルや床の素材の差で空間を性格づけてきた。そんな手法が復活すればおもしろいと思う。
「土間と居間のある部屋」はまず、本や食器、植木鉢など、カラフルなイラストが細かく書き込まれていて目を引いた。「こんな風に暮らせたら楽しそう」というイメージがわかりやすく伝わってきた。
西面いっぱいに長いワークトップを設け、キッチンとデスクを兼ねる。床は玄関から続く土間で、そのままテラスに出られる。寝るときには一段上がったフローリング部分に布団を敷く。つまり、壁や建具がなくても、空間がゆるやかに仕切られている。寝る場所が無防備に見えるが、それは住み手の工夫で解決しそうだ。
ただ、冷蔵庫と洗濯機の場所が考えられていないのはマイナスポイントだ。ワークトップの下に設置できるかもしれないが、そういった機器は高額なので現実的ではない。こういう欠点はあったものの、表現のうまさという点で、本作が高評価となった。
編集的な視点で全体を見回すと、一見もっともらしく見えても、タイトルや文章と図面やスケッチの内容が隔たっていたり、箇条書きのスタイルで書かれていても各レベルがバラバラだったり、意味のない繰り返しがあったり、という応募作が目についた。そのあたりも整理、吟味し、何をもっとも主張したいのかを突き詰めると、もっとよいプレゼンテーションになるのでは、と感じた。
2015年
8月
27日
木
建築の寿命が年々延びていくという状況下でも、インテリアは時代の変化によって否応なく更新させられる。器である建築の寿命が尽きるまで、時代の変化に翻弄されながら繰り返し更新されたインテリアデザインは、新たな生活スタイルを知として蓄積し、器が生まれ変わる際にそれを持って器に変化を促す。
インテリアデザインは建築を感化する。居住という精密な審査を受ける住居においては、より顕著に。インテリアは儚い寿命の中でそんな役割を持っていると思う。
最終審査は、甲乙つけがたい状況に難航しました。
優秀な案がたくさんある中で、最優秀案が高く評価されたのはこの発想が持つ秘めたる可能性だと思います。大小様々な形の開口部をもつこの物件に沿った提案でありながら、その開口部に対する視点は、建築設計にもフィードバックし得るものであると感じました。
「ENGAWA」
日本建築の伝統的空間要素を利用したENGAWA案は、浴室周りの抽象度の高さが懸念事項であったが、内外に渡る縁側のシークエンスがこの物件の特徴であるいびつな平面形状を縁側空間の変化として絡めとりながら、広くはないこの物件に「距離」という豊かさを与えている興味深い提案でした。
「ワンルーム路地」
ワンルーム路地案は、三面開口に対するポジティブな壁の配置が作る明快な空間が強く印象に残り、一次審査の通過となりました。生活に対する緻密さに関しては、更なる飛躍に期待します。
提案の中には、居住性に対して素っ気ないと思えるものもありました。でも、もしかしたら将来的にこの価値観はスタンダードになるのかもしれない。遠くはない未来で、新しい世代の考える多様な生活スタイルが現実化し、目にすることを楽しみにしています。
2015年
8月
10日
月
8月10日
公開二次審査が行われました。
1チーム5分のプレゼンテーションと
5分の質疑応答によって、全8組の審査を終え、ゴールド賞(最優秀賞)シルバー賞(次点)ブロンズ賞が決定しました。
ゴールド賞
(最優秀賞) 53 小川ルビ 小関眞子 日本大学
「窓に暮らす」
シルバー賞 72 石毛龍 内田健太 森田千尋 芝浦工業大学
+本多賞 「seta house -出窓の家-」
ブロンズ賞 37 今尾僚兵 森孝太 静岡文化芸術大学
(Share House)2
ブロンズ賞 40 横江優太 首都大学東京
+柴田賞 [ENGAWA]
ブロンズ賞 46 西島修吾 敦賀谷俊 村田晧平
+原田賞 小林拓生 小山恭史 日本大学
+アトレ賞 嬉々として住まう-二枚の板が織りなす豊かな空間-
ブロンズ賞 63 久保晶子 大坂市立大学
+多田賞 土間と居間のある部屋
ブロンズ賞 82 下釜健吾 佐藤優祐 名城大学
ワンルーム路地
ブロンズ賞 152 今井琢也 郭寧 東京大学
+伊藤賞 暗がりに住む
2015年
7月
20日
月
公開二次審査のお知らせ
8月10日(月)に公開二次審査を開催いたします。
閲覧をご希望される方はお問い合わせフォームよりお申込みください。
【http://www.sumu-katachi.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/】
公開二次審査の概要
日時:2015年8月10日(月)12:00〜16:00
会場:東京都港区海岸1-7-8 港区立商工会館 6階 研修室
一次審査通過作品:
37 (Share House)2
今尾 僚兵 森 孝太 (静岡文化芸術大学)
40 [ENGAWA]
横江 優太(首都大学東京)
46 嬉々として住まう-二枚の板が織りなす豊かな空間-
西島 修吾 敦賀谷 俊 村田 晧平 小林 拓生 小山 恭史(日本大学)
53 窓に暮らす
小川 ルビ 小関 眞子 (日本大学)
63 土間と居間のあるへや
久保 晶子 (大阪市立大学)
72 seta house-出窓の家-
石毛 龍 内田 健太 森田 千尋 (芝浦工業大学)
82 ワンルーム路地
下釜 健吾 佐藤 優祐 (名城大学)
152 暗がりに住む
今井 琢也 郭 寧 (東京大学)
公開二次審査は8組のファイナリストによるプレゼンテーション形式で⾏います。
2015年
7月
10日
金
この度は第2回ラ・アトレ学生実施コンペ2015「すむ×かたち」に
沢山のご応募を頂き、誠にありがとうございました。
7月7日に行いました一次審査の結果、
8点の1次審査通過作品が選出されました。
1次審査通過者(受付順、敬称略)
37 今尾 僚兵 森 孝太 静岡文化芸術大学
40 横江 優太 首都大学東京
46 西島 修吾 敦賀谷 俊 村田 晧平
小林 拓生 小山 恭史 日本大学
53 小川 ルビ 小関 眞子 日本大学
63 久保 晶子 大阪市立大学
72 石毛 龍 内田 健太 森田 千尋 芝浦工業大学
82 下釜 健吾 佐藤 優祐 名城大学
152 今井 琢也 郭 寧 東京大学
以上の皆様です!
通過者へは近日中にメールにて2次審査の詳細を送らせて頂きます。
8月10日に行われる公開2次審査にて最優秀賞を選定します。
また、2次審査は会場の都合で人数の制限があります。...
当サイトの「お問い合わせ」から観覧希望の予約をしてください。
2015年
6月
01日
月
本多:第二回コンペが開催するはこびとなりましたが、ラアトレさんにとってのこのコンペはどのような位置づけとなりますか?
脇田: 大きくは、社会貢献活動の一つととらえています。
「アイデアコンペ」と違い、「実施コンペ」ですので、実社会との接点が生まれます。
こうした学生が参加することができ、社会と接する機会を作ることが大切だと考えています。
本多:どんなアイデアを期待しますか?
脇田:昭和から平成になって、社会の流れも移り変わってきています。
昭和は個・個室を重んじる文化があったと思いますが、
平成では、再度、家族や、人との交わりが見直され、住み方が変わってきた実感があります。
そんな新しい住まい方を見てみたいですね。
本多:今年の課題は社長推薦の「ワンルーム」です。
確かに単身世帯の増加、世帯の細分化、独居老人等、様々な社会現象の舞台となっていますが、何か感じるところがあったのでしょうか?
脇田:特に単身者世帯に関しては、今までの単一的な概念ではない、
新しい形の住まい方が出てくる可能性が高いと確信しています。
そういったところも踏まえ、時代を半歩リードした提案があれば、
住宅産業に関わる人間として、我々もやりがいのあるものになると思っています。
本多:最後に、学生に一言お願いします。
脇田:アイデアは誰でも思いつきます。でも、それをきちんと形にすることが重要。
社会の中でも事業アイデアは出すことができても、それをビジネスにまで昇華しなくては意味がない。「アイデア」と「実施」の違いを、ラアトレのコンペを通じて、学んでいただきたいと思っています。
インタビュー:本多健/本多健建築設計室
2015年
4月
06日
月
本日より第二回ラアトレ学生実施コンペを開催します。
場所は世田谷区瀬田。用賀駅、上野毛駅、二子玉川駅の3駅利用できるマンションの一室。ここを自由な発想でリノベーションしてみませんか?
建築を学ぶ大学生、大学院生はもちろん、専門学校、家政学科、住居学科も大歓迎。一番身近な「すむ」ことを考え、新しい「かたち」にしてみてください。応募期限は6月22日。是非参加してみてください。
2014年
8月
21日
木
「建築はできてしまう」
この馬鹿みたいに当たり前な事実が、「建築」の初期設定をしているような学生時代には、まったく「当たり前」ではない。
だから、今回のような「学生実施コンペ」は特殊な響きを伴って受けとられる訳です。
学部での4年間、建築は現実には建ち現れないものです。当然ですが、どの設計課題も実際には建設されない。
そのような状況下で建築の能力を周囲のライバル達と切磋琢磨しながら築き上げて行くうちに「現実化されない建築」に適応、或は建築の世界はとてもコンペティティブな状況ですから、しばしば「最適化」してしまうものです。
その結果、建築人のデフォルト設定として、「現実化されない建築」が意識の中心に据えられてしまう。言い換えれば、現実化されなくとも評価される部分、つまり「概念としての建築」が「建築の本質」と取り違えられてしまう傾向が、特に日本の学生には少なからずある。これは本人にとっても、社会にとっても、悲劇だと言っていいでしょう。
そこで、今回のコンペのテーマは「1/1」です。
これは、1/1の現実世界そのものをデザインの対象とする、ということ。つまり「できてしまう建築」の設計です。
概念として面白いだけでは不十分。現実の世界が良きものとして立ち現れるか、否か、が問われています。
今回の最優秀と優秀の2作品は共に1/1の世界を作るという事に対して正面から向き合った作品です。馬場さんの優秀作はどのような素材がどのように組み上げられて排気ダクトはどこを通って、というような「モノの構築」としての1/1のリアリティが非常によく考えられていました。第二次のプレゼン審査での立ち居振る舞いからみても、良いモノが完成されるだろう事が確信され、高く評価されました。
澤田さんの最優秀作は、将来そこで行われることになる1/1の生活経験が作者の高い感度によって「空間の構成」にうまく転換されていました。長い時間を過ごすことになるアイランドキッチンを明るい南側のテラス際に配していること、そのアイランドの影をかわすように床高に設定された「寝間」を部屋の中心に配置して、広い/狭い、明るい/暗い、等と変化のあるシークエンスをワンルームの中に折り畳んでいることなど、豊かな生活経験への想定が図面から見て取れました。天王町という場所柄、都内の一人暮らし用アパート程度の家賃で、40m2程の面積を一人で占有できるという、空間的な余裕のある状況の可能性に気付き、それを最大限引き出そうと思考した事に勝因があったのかもしれません。
ただ、馬場さんとは違って空間構成を現実化する素材や工法等の構築的側面への意識の不足は否めないので、この面での成長は今後に期待したいところです。
その他にも多くの気になる提案がありましたが、たとえば原田賞となった林原孝樹さんの共用廊下から引き込まれた土間を持つ提案や、村上歩さんのテラスとリビングの中間的な空間を作り上げる案など、「1/1で実現する」という事実に対する責任と、それだからこそ得られる「質」に、正面から向き合った提案が高く評価されました。
「できてしまう建築」
この恐ろしくも大変に魅力的な事実と向き合う事で、みなさんの建築的デフォルト設定に何らかの良き変化が芽生えることを願っています。
原田真宏
2014年
8月
20日
水
今回のコンペは、不動産会社のラ・アトレさん主催の「学生実施コンペ」ということで、建築的に面白く、かつ実際「1/1」でたち上がったときに良い空間であるか、また完成した後、不動産として借り手がつく提案であるか、など「アイデアコンペ」とは違う様々な審査基準から審査していきました。
学生時代、設計課題などを通して設計の力を付けていく訳ですが、「実際に建たないのだから」とか「アイデアとして面白ければ良い」とリアルからは目を背けている人は少なくないような気がします。設計する力が急成長する学生時代、リアルに重きを置き過ぎるのは好ましくないのかもしれませんが、アイデアとリアルを切り離して考えるべきでなく、リアルを考えたアイデアに魅力があると感じます。
今回の募集は、「実施コンペ」なので、まずリアルを考えないといけない。これは学生時代ではあまり無い機会ではないでしょうか。提案された多くの案は、アイデアを実現するための考えが表現されており、魅力的な案が数多くありました。
その中でも最優秀を勝ち取った澤田さんの案は、今回の部屋の立地や大きさに対して、素直に設計されており、図面からも模型からも実際できあがったら気持ち良い空間になりそうなことが伝わってきました。工法も難しいことはしていないので、恐らく殆ど提案された状態のまま実現できるのではないでしょうか。きっと良いモノができると確信していますので、頑張ってもらいたいです。
植賞となった内田さん、森田さんの案は、ただ壁を斜めにするだけという案で、シンプルな操作で空間に変化をもたせたところが、やり方としてスマートで建築的にも面白く、その点で高く評価されました。牧さんの案は、間仕切りを全てカーテンで仕切る提案なのですが、仕切り方が平面を田の字に切っており、この潔さに好感を持ちました。
このコンペを通してリアルを考えながら設計した経験が、今後のみなさんの設計の良いきっかけになればと思ってます。
植美雪
2014年
8月
04日
月
8月1日12:00より、7組のファイナリストのプレゼンテーションが行われ、同日最優秀賞および各賞を以下の方々に決定いたしました。(審査員特別賞が設けられました)
ゴールド賞
(最優秀賞) 94 澤田遥香 近畿大学
シルバー賞 43 馬場智嘉 京都市立芸術大学
ブロンズ賞 23 澁谷達典 東京大学
58 鈴木愛子 東京工業大学
90 牧佑育 近畿大学
92 手銭光明 近畿大学
104 内田健太 森田千尋 芝浦工業大学
原田賞 18 林原孝樹 熊本大学
ラアトレ賞 108 村上歩 京都芸術デザイン専門学校
伊東賞 63 種村和之 東京大学
植 賞 104 内田健太 森田千尋 芝浦工業大学
本多賞 23 澁谷達典 東京大学
2014年
7月
28日
月
2014年
7月
07日
月
この度は第1回ラ・アトレ学生実施コンペ2014「すむ×かたち」にご応募頂き、
誠にありがとうございました。
7月2日に行いました一次審査の結果、7点の1次審査通過作品が選出されました。
8月1日に行われる公開2次審査にて、実施される最優秀賞を選定します。
また、2次審査は会場の都合で人数の制限があります。
このサイト内 「お問い合わせ」から観覧希望の予約をしてください。
1次審査通過者
23 澁谷達典 東京大学
43 馬場智嘉 京都市立芸術大学
58 鈴木愛子 東京工業大学
90 牧佑育 近畿大学
92 手銭光明 近畿大学
94 澤田遥香 近畿大学
104 内田健太 森田千尋 芝浦工業大学
※作品番号は到着順に事務局にてつけさせていただきました。
2014年
6月
23日
月
たくさんのご応募ありがとうございました。
1次審査通過者には7/4頃連絡させていただきます。
また、8/1の2次審査(公開審査)のご案内と、
作品展示のご案内は、このHP、およびfacebookで
発表させていただきます。
2014年
6月
16日
月
2014年
5月
16日
金
コンペ座談会の中で、既存とのつながりという話があったので、既存の写真を掲載しましたが、すべてスケルトン状態にしての提案でももちろんかまいません。皆さんの自由な発想でご提案ください。
2014年
5月
15日
木
天王町は、江戸時代東海道の日本橋から数えて4つ目の宿場町、保土ヶ谷宿として古くから栄えている地域です。
安藤広重の東海道五十三次の中にも、帷子川(かたびらがわ)と帷子橋が描かれています。
現在の帷子川は、度重なる河川の氾濫を抑制するために、新しく通された川であり、描かれた橋があった場所は、天王町駅の南側にある駅前広場付近であったそうです。
天王町の名前の由来は、橘樹(たちばな)神社が、その昔、牛頭天王社、天王宮とも呼ばれており、この地域の由来となっているといいます。
駅から北側に向かってシルクロード商店街を進んでいくと、右手に大きな鳥居が現れ、その奥に現在も橘樹神社はあります。鳥居をくぐり、2本の石柱と楠の大木が印象的です。
2014年
5月
14日
水
本日、実施コンペの室に入ることができました。
コンペ座談会の中で、
「前にあったものとのつながり」
という話がありましたので、現況図面と写真を掲載します。
まず、ダウンロードページに
「天王町平面図(05.14)」を追加しましたので、ご確認ください。
※注意
1点、写真の南側の窓ですが、
窓の幅を3200→3460と修正しました。
また、開き方を修正をしました。
左右がFIXとなっており、中央の2枚が引違になっています。
ご注意ください!
ダウンロードページよりJPG DXFをダウンロードして
ご確認ください。
写真に関しては、facebookに順次アップしていきます。
2014年
5月
12日
月
ラ・アトレ学生実施コンペの広報部門にご協力をいただくことになった、建築学生サークル♭(フラット)さんをご紹介します。
建築学生サークル♭さんは、建築/インテリア系の学生なら誰でも加入できる、全国最大規模のインカレサークルで、首都圏45大学の450人以上の学生が加入しています。
コンペの参加者が増えることで、より優秀なアイデアが出てくると思い、コンペ情報の拡散をお願いしました。
学生が主体となって、学生の為にイベントや課題を企画し、学校の設計課題とは別に、他大学の学生と共に研鑽する姿勢は、ラ・アトレとしても協力したいと思っています。
2014年
4月
16日
水
をfacebookにアップしました。
既存の一部を残したままリノベーションするという選択肢もあった方がよいのでは?という話になり、現況の写真をアップすることになりました。
しかし、現在は入居者が居るため撮影ができません。
なるべく早い時期に公開したいと思います。
2014年
4月
09日
水
座談会の話題は、学生コンペの話になり、
審査の基準の話にまでなりました。
建築を学んでいる学生さんだけでなく、
インテリア、空間デザインを学ぶ皆さんにも、
参加していただきたいので、是非読んでみてください。
https://www.facebook.com/sumukatachi
2014年
4月
08日
火
審査員の伊東さんが、学校を卒業して最初の物件は、
なんと離島 八丈島。
八丈島には建築家が建てた建物はないし、工務店もない。
そんな話になりました。
https://www.facebook.com/sumukatachi
2014年
4月
07日
月
facebookを更新しました。
実施という1/1の設計を通じて、得られるモノは、
なかなか学生時代には手に入れられないものです。
https://www.facebook.com/sumukatachi
2014年
4月
03日
木
学生時になかなか接することのできない
施主との関わりの中で、
「1/1」を作り上げること。
そこから得られる
「1/1」の効用の話題になりました。
https://www.facebook.com/sumukatachi
2014年
4月
02日
水
facebookにアップしました。
学生を対象としたアイデアコンペではなく、
実施コンペであることは、1/1の空間を考えなくてはなりません。
今回は、審査員の植さんの学生時代と最初の1/1の空間
との出会いを掲載しています。